アドバンストユーザー


http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20070628
ユーザー登録システム刷新に伴うメンテナンスとプライバシーポリシーの改定について

ユーザー登録時に必要な個人情報の変更

はてなでは、ユーザー登録時に必要な個人情報として「メールアドレス、氏名、生年月日、郵便番号、性別」をご登録いただいておりますが、リニューアル後はメールアドレスだけで基本的な機能がご利用いただけるようになります。

尚、ポイントの授受が発生するサービスなど本人確認が必要なサービスをご利用いただく場合には、別途「アドバンストユーザー」として現行のユーザー登録と同様に、氏名、生年月日、郵便番号、性別をご登録いただきます。現在すでにはてなにご登録いただいているユーザー様は、新システム移行と同時に自動的にアドバンストユーザーとなります。


サービスの国際化の為とは言っているけど、私にはユーザー管理を自ら放棄した様に感じるがどうなんだろうか?

確かにメールアドレスだけで全てのサービスを利用する事ができれば、新しいユーザーを容易に獲得する事が出来るが、「人力検索」で多重アカウントを用いる事も今より容易になってしまう弊害も否定できない。
その一方で「アドバンストユーザー」と「一般ユーザー」の区分を作る事により、一般ユーザーの規約違反に対しては、ID削除が簡単にできる事も見逃せない。
(今まで通りユーザーの基本情報を登録しないと、アマゾンや楽天でのポイントの移転が利用が出来ないらしい。)

つまりは、一般ユーザーでは個人が特定できない為、規約違反でIDを削除してポイントを没収しても文句が言えないと言う事になる。
ポイントの没収について現在の利用規約には何も記載がない。 であれば、法律に照らして処理すべき事ではあるが、ポイントはユーザーの所有物なので簡単に没収する事はできない。

他のサイト(例えばポイントメールやネットマイルなどメールのURLをクリックしたり、会員登録する事によりポイントが発生し現金や商品券と交換できるサイト)では不正手段を用いて獲得したポイントは予告なしに没収できると会員規約に明記しているが「はてな」ではそう言った会員規約は現状では存在しない。

上記の事から「一般ユーザー」に関しては簡単にIDを削除できる事になるので、今までほったらかしにしていた規約違反ユーザーのIDを簡単に削除する事ができる。
しかし、今まで多重アカウントを取得していたユーザーもポイントさえ気にしなければ、複数のIDを用いて悪さをする事も簡単に出来てしまうという諸刃の剣なのだが…

はてな」としては、この際一般のユーザーと規約を遵守する優良ユーザーとの分別を行いたいと思っているのであろうが、単に不良ユーザーを増殖させる事になり「人力検索」で収拾がつかなくなる危険性を認識しているのであろうか?
人力検索」が今よりも殺伐とする可能性は否定できないであろう。