初心者に親切という事


人力検索初心者が質問をする場合に必ずぶつかるのが回答を開いた時に不良回答者に当たってしまうという事である。
本来なら回答者として人力検索に馴染んでいって、それから質問者として活動すればいいのだが、質問だけをしたい場合や早急に問題を解決したい時に人力検索を利用する場合は、そんな悠長な事は言ってられないであろう。

以前はてなが公表しているプロフィールを集計して一覧にしたが、それもあくまで数字であり極端に数字が悪ければ当てにはなるが、そのまま鵜呑みにはできない。
ユーザーの平均を出してわかった事だが、プログラムソースやネットの設定など難しい質問に多く答えているユーザーは平均受取ポイントも多く、受取率も高い。
そうでない一般のユーザーは平均受取ポイント20ポイント、受取率90%がおおよそのボーダーラインであった。

いるかの取得率*1は全回答の約5%にしか過ぎないので、これは最初から当てにはならない。
では何をもって質問者が回答者を判断するかと言えば、「過去の回答」を読んでいくしか方法はない。
それが面倒であれば、やはり全部の回答を開けざる得ないだろう。

そういう面倒を避ける為に、回答に占める0ポイント率*2、カテゴリー別回答率などがプロフィールで公表されればいくらか判断材料にはなるのかもしれないが、現状では不可能だろう。*3

不良回答者に当たった質問者は今のところ運が悪かったと思うしかないのが、今の人力検索の悲しい実情である。
それを避ける方法の一つが明日のメンテで導入される「アドバンストユーザ」であるが、今日までのユーザー登録者には適用されないので、多分これも大した効果は期待できない。

人力検索の初心者は泣きながらでも自分で不良回答者を見つける努力をしなければならないのは悲しい事だが、こればっかりは通過儀礼なのかもしれない。

*1:全回答におけるいるかの割合

*2:キャンセルを除いた回答の内、付与ポイントが0ポイントの割合

*3:今のところ新しいデータを公開する予定はありません。