久しぶりに簿記を思い出してみる。

question:1188031975

社長の携帯電話(業務用)の引き落としが、社長の個人口座から落ちた場合の、法人経費の仕分け

この回答を見て第一感に感じた事は結構いい加減だなあという事。

回答1の光熱費勘定で処理するのは論外だし、回答4の短期借入金勘定で処理するのも論外である。
回答2・3は間違ってはいないだろうが、実際の支払いが決算期を挟んだ場合のみ別の仕訳をしなければいけない。
簿記を学習している人なら未払費用勘定(費用の見越し)が頭に浮かぶはずである。

社長の携帯電話の請求書が届いた段階での仕訳(決算月の通信費)

借方 貸方
通信費  XXXXXX 未払費用 XXXXXX

実際に通信費を社長に現金で精算した時の仕訳(次決算期に支払いをした時)

借方 貸方
未払費用 XXXXXX 現金   XXXXXX


私が簿記の資格*1を取ったのは高校生の頃なので大分忘れているところはあるが、こういう質問を読むと昔授業で習った事が断片的に思い出される。
高校時代にしゃかりきに学習した事が20年経った今でも思い出せる事は結構うれしいものである。

*1:全国商業高校協会主催簿記検定1級