回答拒否機能が疑心暗鬼を招く?


http://d.hatena.ne.jp/newmemo/20070812
「他ユーザーの設定による回答拒否」の問題点


id;newmemo様のダイアリーに書いてある事は私も思っていた事でした。
「他ユーザーの設定による回答拒否」のヘルプを読むとこう書いてあります。

「一定数以上のユーザーから回答拒否されているユーザーからの回答を自動的に拒否することができます。」

この機能はあくまでも不良回答者対策には有効だが、裏を返せば只の復讐機能にしかならない。
そもそも「他ユーザーの設定による回答拒否」というのは、Aさんが回答拒否しているユーザーは多分不良回答者だから私も自動的に回答拒否しておこうという他力本願的な発想である。
Aさんが回答拒否したBさんは本当に不良回答者なのかを知るすべは、Bさんの書き込んだ回答やコメントを読むほかに方法はない。
そんな曖昧な理由だけで自動的にユーザーを排除するシステムは、単に管理者がユーザー管理を投げ出しているのと同じではないだろうか?
確かに被害を受けたユーザーからしてみれば、直接ユーザーを指定して自分の質問に回答できなくする事は当然の権利である。 しかし回答拒否をしたユーザーの数を数えて、一定数以上であれば自動的に排除してしまう機能とは、同じ様に見えて全く別物である。

それに、直接回答拒否をしたユーザーが正しいとは限らない。 サブアカウントでも回答拒否は有効だし、回答拒否機能を使うだけの理由で別アカウント*1を取って直接拒否している卑怯なユーザーも存在するかもしれない。
はてな」はユーザーの管理に対して性善説を取っている様だが、そろそろ性悪説に転換してもいい時期ではないだろうか?
ユーザーは機械ではなく人間である。 他の人に対して好意的な気持ちばかりでなく憎悪の気持ちも併せ持つ個性をもった人間である。 インターネットの中で活動している人間が全て善人とは限らない。 むしろ匿名性を逆手に取って悪人になる人が沢山存在している。 そんなユーザーを排除する仕組みは機械的にユーザーをはじく事でなく、むしろ全ての書き込みに関してチェックする事である。
今の「はてな」は厳しく取り締まるという意識は希薄である。 ユーザーからの指摘を受けて初めて動き出す有様だ。
で、あれば書き込みに関しても機械的にチェックする仕組みを導入するか、ユーザーを任命して有料もしくはボランティアでチェックするしかないであろう。
そうでもしなければ、ケチな内容でポイントを搾取しポイントが搾取できなければ嫌がらせをするユーザーを排除する事は永久に不可能だと思う。

はてな」の良いところはユーザーの自主性を尊重するところだが、自主性ばかりが一人歩きしてその裏で悪い事をしているユーザーを野放しにしているのは問題だと思うのだが…

*1:別の人格としてメインアカウントを取得する事。 「はてな利用規約 第3条4」