結核の公費申請


昨日父を結核病棟のある病院に転院させました。
結核病棟は完全に隔離されていました。
病棟につながるエレベータも専用で結核患者とその関係者しか乗れない様になっていて、なおかつ一般病棟には最初から止まらない設定になっていました。

先日伺った結核専用の治療棟と同様、患者以外は全て鼻が隠れるマスクを着用でした。 これが思いの外、息苦しくて1時間も連続で装着できないぐらいの苦しさでした。

入院後すぐに胸部レントゲン検査と喀痰検査があり、検査の結果栗粒結核*1と、結核性胸膜炎*2を併発していました。

とりあえず入院期間2ヶ月と診断されましたが、あくまでも目安なので糖尿病や脳梗塞心筋梗塞の持病がある父はもっと長くなるのかもしれません。


結核の医療費は公費で補助されるそうです。 ただ、結核と確定診断を受けたら直ぐに保健所に申請*3しないといけないと担当医師に言われたので、夕方の閉庁前にあわてて区役所に出向きました。

とりあえず申請は完了しましたが、実際に公費負担になるには申請書と添付したレントゲン写真を元に審査会で決定するらしく、まだまだ面倒な手続きが必要な様です。

*1:大量の結核菌が血行性に播種され、アワ粒大の結節性病巣を全身に生じたもの。平たく言えば肺結核の重症型。

*2:胸膜に炎症があり胸膜に水(胸水)がたまる症状。 昔は肋膜炎と言っていた。

*3:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第三十七条  都道府県は、都道府県知事が第十九条若しくは第二十条(これらの規定を第二十六条において準用する場合を含む。)又は第四十六条の規定により入院の勧告又は入院の措置を実施した場合において、当該入院に係る患者(新感染症の所見がある者を含む。以下この条において同じ。)又はその保護者から申請があったときは、当該患者が感染症指定医療機関において受ける次に掲げる医療に要する費用を負担する。