人力検索は「はてな」の主要サービスではなくなった?


goldwellさんがグループダイアリー【人ま会・goldwellのおぼえがき】で人力検索が最近低調な理由を書いておられます。
記事の内容は有料サイトである人力検索に魅力がなくなり、無料のQ&Aサイトに流れてしまっているのではないかという事でした。
私も最初はそうじゃなかと思いましたが、ある質問(いわし)の内容を読んでみると、あながちそれだけではないのではないかと感じ始めました。

質問番号:1197812413

ウィキペディアについて質問します。
これは「内容が真実かどうかではなく、【検証】可能かどうか」を主是としています。
しかしこの考え方は憲法

第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

真実を求めるために議論を行うのに、議論や表現の自由を奪うのは明らかな憲法違反であると考えます。【日本語】で書かれており、間違いなく大多数の【日本人】が目にするはずです。
三者が【検閲】をし、無断で消去するさまは、戦前の特高警察そのものです。
このようなウィキペディアをどうおもいますか?

この質問者(id:rthuk氏)は上記の質問を肯定する意見が欲しい様で、否定的な意見はことごとく排除している様に思えてなりません。
確かに質問者の意図した発言が多ければ質問をした甲斐もあるでしょうが、意見というのは肯定的(賛同する)意見ばかりではありません。
論理的に否定をしている意見を暴言によって排除し、それが次の暴言につながっていく…
匿名掲示板じゃあるまいし、人力検索でこういう場面を見るのはとても残念でなりません。
こんなやり取りを人力検索初心者の方が見てしまえば、人力検索に参加する事に躊躇してしまうでしょう。
他のQ&Aサイトであれば、例え質問方法が少々おかしくても、回答の的が外れていてもここまで糾弾される事はないはずです。
だったら、わざわざ見も知らぬ他人の攻撃されるかも知れない人力検索を利用するよりも、他のQ&Aサイトを利用する方が精神衛生的にも健全です。

人力検索のいいところは、Q&A以外にもグループやダイアリーなどを通じて色々な人とコミュニケーションが図れるところです。 それはみなさんが感じている通りだと思います。
しかし裏を返せば、その人の感情がストレートに出すぎてしまい、相手の感情を逆なでしたり、相手を傷つけたりする事が多くなる事です。 それによって、「はてな」(人力検索)というサイトから離れていく人が増えてきたのではないでしょうか?


はてな」は人力検索以外のサービス(特に最近リリースした「はてなハイク」)などを通じてコミュニケーションをサイトの主眼に置いている様ですが、サイト内の揉め事やルール違反、人力検索内でのトラブルなどを収める事を怠っているのではないかと思うのです。
サービスの拡大は事業をしていく営利企業としては重要だと思います。 しかし、サービスの拡大に主眼を置きすぎてユーザーの事を蔑ろにする様では、ユーザー離れていくのではないでしょうか?
勿論、人力検索は「はてな」の主要サービスじゃなくなっているのであれば、しょうがない事なのかもしれませんが…