消えゆく人力検索


急に人力検索そのものについての質問が出てきているけど、一体どういう事だろう?
ろうそくが消える前に、一時的だけど激しく燃焼する現象に似ているのかと思ってしまった。
 
これだけ人力検索の衰退が激しいのに、何も手段を講じていなかったのは、「はてな」が他のサービスに軸足を移しているからで、「はてな」としては人力検索の廃止の時期を見ているのではないかと…
そもそもユーザーから徴収する手数料では、最初から採算が取れない事は百も承知のはず。
サイトのPV数を増やし、広告の単価を上げ、売上を増やす方法でしか収益が上がらないビジネスモデルなのに、PV数が減少している有様では収益の見通しが立たないのではないか?
とはいえ、人力検索は「はてな」が創業した時からのサービスであり、未だに看板事業になっている。
近藤氏がシビアな経営者であれば、人力検索を他社に売却するか、サービスを廃止するかの二択を選択するであろうが、幸か不幸かそこまでの決断には至っていない。
しかし、このままでは赤字を垂れ流すのみで、収益の改善はまず見込めない。
さて、この先人力検索はどうなるだろうか?
 
私の予想は、このまま「はてな」は何もせずにいるだろう。
人力検索は少しづつ衰退していき、最後にはサービスの廃止になるだろうが、そうなるまではまだ時間がかかると思う。
現状を一番把握しているのは、近藤氏を含め「はてな」の人達である。
今の人力検索の衰退ぶりを見ていて未だに何もしないのは、人力検索が老衰で亡くなるのを待っているのかもしれない。


参考記事
はてなのビジネスモデルの崩壊の予兆(2007/03/16)
回答拒否機能が疑心暗鬼を招く? (2007/08/17)
人力検索は「はてな」の主要サービスではなくなった?(2007/12/18)
はてなマル秘議事録(パロディ)(2008/12/12)