健康診断


大阪市の保健所から健康診断(胸部X線の撮影)勧告があり、午前中に保健所に行ってきました。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下 新感染症法)に規定があり、結核患者との接触がある人に対して保健所は健康診断を受けさせる事ができるらしく、父の担当保健師から勧告書を受け取りました。
(新感染症法 第17条第1項)

この健康診断自体は任意なのですが、勧告を守らないと強制的に健康診断を受けさせられるそうです。
(同 第17条第2項)

感染症

第十七条  都道府県知事は、一類感染症、二類感染症又は三類感染症のまん延を防止するため必要があると認めるときは、当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者に対し当該感染症にかかっているかどうかに関する医師の健康診断を受け、又はその保護者(親権を行う者又は後見人をいう。以下同じ。)に対し当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者に健康診断を受けさせるべきことを勧告することができる。

2  都道府県知事は、前項の規定による勧告を受けた者が当該勧告に従わないときは、当該勧告に係る感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者について、当該職員に健康診断を行わせることができる。


今日の午前中の決められた時間に指定された保健所に行きX線撮影を受けてきましたが、今日だけで私を含めて10人もの人が同様の健康診断勧告を受けた様です。

結核は他の感染症と違い、忘れ去られた存在の感がありましたが、実際は結構蔓延しているのだとつくづく感じた1日でした。
結果は来週わかるそうですが、父親の主治医がおっしゃるには、父親は結核菌を痰や唾には排出していないそうなので、感染はしていないだろうとの事です。
多分大丈夫だとは思いますが、万が一結核に感染していれば、今度は私の周りの人が同様の検査を受けなければならないと思うと少し身震いしてしまいました。

実際父親が入院した結核病棟(隔離病棟)に20代〜40代の患者さんが多数おられました。
皆さんも身体がだるかったり、風邪に似た症状が長く続く様であれば、一度検査する事をお勧め致します。
用心に越した事はありませんから…