Q&Aサイトの行き着く先は…(その1 Q&Aサイトに未来はあるのか?)


【Web】Q&Aサイト利用は64%(MSN産経ニュース 2010.05.21)

 ユーザーの疑問に他のユーザーが答える「Q&Aサイト」の利用経験者が全体の64%にのぼることが、OCNが約2万6000人を対象に行ったネットアンケートの結果、分かった。利用者のうち、86.4%が「閲覧のみ」という使い方で、10.3%が質問し、5.5%が回答していた。全体の46.6%の満足度が高く、7.5%が低いという結果も。また、サイト別には、「Yahoo!知恵袋」(47.7%)と「教えて!goo」(37.5%)に利用者が集中していた。

 
上記のニュースの元データはOCNのアンケートです。
暮らしの疑問を解決する「Q&Aサイト」の利用実態(OCNブリエ)
アンケート実施期間:2010年2月25日〜3月1日 回答者数:26,322名 男性:18,047名 女性8,275名

Q1:あなたが閲覧や書き込みをしたことのあるQ&Aサイト(質問サイト)にはどのようなものがありますか?
http://briller.ocn.ne.jp/hakusho/qa_q1.jpg

Q2:あなたはQ&Aサイトをどのような形で利用したことがありますか?
http://briller.ocn.ne.jp/hakusho/qa_q2.jpg

Q3:あなたは、Q&Aサイトで得られる解決法や回答内容に対して満足されていますか?
http://briller.ocn.ne.jp/hakusho/qa_q3.jpg

画像はOCNブリエのサイトよりimage記法でリンク
 
アンケート結果からQ&Aサイトを利用した事があるユーザーはアンケート回答者の64%となっています。
ただし、利用者の86.4%が閲覧のみなので、実際に質問や回答を投稿したユーザーは12.8%になります。(その他0.8%を除く)
アンケート回答者の中で、Q&Aサイトに質問・回答投稿したユーザーの割合は、全体の約8%という事になります。(0.64×0.128=0.8192)
 
この結果を考えると2つの答えが出てきました。
日本のインターネット利用者の8%がQ&Aサイトに投稿をしているという数字が多いと見れば、今後ユーザー数の少ないQ&Aサイトは淘汰され、幾つかのQ&Aサイトの寡占状態になるでしょう。
当然シェアが低い人力検索(2.8%で全体の7位)は、淘汰される可能性が高いという事です。
しかし、8%という数字が少ないと見れば、残り92%のユーザーをうまく取り込めんだQ&Aサイトが頂点を極める事ができるとも考えられます。
92%の1割のユーザーを獲得すれば、MSNや発言小町に近づける事ができます。
この先「はてな」さんは、一体どちらの方向へ向かうのでしょうか?
それは次(その2)で考えてみたいと思います。